排出量実質ゼロ

温暖化の影響などで豪雨や火災などの災害が相次ぎ、もはや気候変動の枠を超え気候危機の状況に立ち至り、気候非常事態宣言が発せられ、脱炭素社会の実現に向け「経済社会の再設計を抜本的に強化し国を挙げて実践していく」と、2050年までに温暖化ガス排出量を実質ゼロにする目標が掲げられました。しかし、果たして実質ゼロで足りるのか不安です。

現在災害が発生している状態をどのように沈めるのでしょうか?

実質ゼロとは「樹木などの吸収量」と「人類が経済活動などで出した排出量」が差し引きゼロであることです。

例えば、伐採した樹木の吸引量は樹木の種類や大きさなど成長度が異なりますが、樹木の現物を一本一本具体的に調べることは出来ないから伐採されたときその樹木の中に計算上の値が閉じ込められるとされ、樹木を燃した場合、大気から吸ったCO2を排出し元に返すだけだからプラスマイナス実質ゼロ(カーボンニュートラル)となるとされています。

また、バイオマス発電で木材チップを原料としている場合など、カーボンニュートラルと云われていますが、伐採切り出し木材チップペレットへの加工運搬、不足すると海外輸入、などカーボンニュートラル以外のエネルギーの使用に基づくCO2排出山林の荒廃など、多くの問題を含んでいることに不安があります

その上、今後計画されていることは、風力発電太陽光発電水素自動車CO2回収、など大掛かりで収益活動を主目的とした開発が主体となり、完成までの過程CO2の排出を増加させる可能性はないのでしょうか?

温暖化ガス排出量を実質ゼロにする生産活動に付随するCO2の排出量を埋め合わせるために、ますます状況を悪化することにならないのでしょうか?

不安がつのるばかりです。

そこで、大規模な産業活動だけでなく、私たちが個人的にも、身近な周辺にある有機物が保有する地域炭素(仮称)を大切に考え、燃さないで固定することを試みて、埋め合わせの量を少しでも増加し、地球の住み良い環境を守る考えが必要と思います。

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